見えるものだけ見ていたい

観劇した舞台や応援している若手俳優について思うところをつらつらと書いていこうと思います。すべて、本当にすべて主観です。

ちょっと領地開拓した

 

 個人的にめちゃくちゃ応援している俳優の多和田くんが、今度同じ事務所の小松くんと合同でイベントをやることになった。その名も「弥会」。なんといい名前。せっかく弥会へ行くからには多和田くんだけでなく小松くんのこともしっかりと知って、万全の状態で二人を応援したい。そしておそらく小松くんのことを知るためには「ツキクラ」なるものは避けては通れないだろうと思い、私は調べ始めた。

そもそも「多和田と小松のファンサイト開設するよ~!」と言われたその日に彼の情報を血眼で集めた過程において、この子なんかのグループに参加してるな~くらいの認識は持っていた。しかしツキクラ周辺には「ツキプロ」だとか「ツキチャ」だとか、他にもツキなんちゃらという言葉がたくさん散らばっている。それだけでもややこしいのに、そもそもツキクラの「クラ」ってなんだよと疑問に思った時点でそれ以上掘り下げることをやめていた。

 しかし弥会まで三週間を切った頃、それまでなんとなくリアルタイムの活動を追っていた小松くんの好感度は鰻上りに上昇、「あっ推せる」と思うことが多々あり、丁度多和田くんのリーディングも終わることだしこれは本格的に調べ上げなければと思い、私はツキクラの「クラ」の正体を探るべくスマホを手に取った。

 

ところでツキクラって

 どうやらツキクラとは声優の集まりらしく、「彼らを知るにはまずツキチャを見ろ」との助言を受けたため「ツキチャってなんだよ…」と思いつつもなんとか「ツキプロチャンネル」の略だということにたどり着いた。さっそくdアニメストアに登録して2クール分すべて視聴したので、そこで得た情報をざっくりとまとめてみる。

 

〇ツキプロ

2.5次元に存在する架空の芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション」の略。いろんなアイドルグループが在籍している。「ツキプロチャンネル」ではその中の人達がグループごとにコーナーを持っている。

 

〇ツキクラ

オーディションで勝ち抜いた13人の新人声優グループ。なんかアニメイトソニーの合同プロジェクトらしい。実際の所属事務所は人それぞれ。「ツキクラ」は「ツキノ クラウド」の略。彼らが彼らとしてグループ活動しているのが「ツキクラ」(三次元)で、後からついたキャラクターがそれぞれグループを組んで活動しているのが「Rigel(リゲル)」、「Regulus(レグルス)」、「サルガス(スペルがわからない)」(二次元)。

 

〇劇団アルタイル

 キャラクター(二次元)の彼らが所属している架空の劇団。リゲル、レグルス、サルガスが所属している。この辺は私もよくわかっていないのだが、つまり小松準弥くんが所属しているのは「ツキクラ」だけど、小松くんが声を当てている渋谷ヨウスケくんが所属しているのは「劇団アルタイル」であり「リゲル」ということだと思う。たぶん。

 

〇ツキクラ裏語録

 アニメイトのサイトで配信されている一話15分~20分くらいのネットラジオ。毎回23人のメンバーが配信日付近にあった出来事についてゆるく喋る。本当はツキチャの裏番組?的な役割を果たしていたようだが最近はそうでもない。

 

〇選挙

 昨年の夏に開催されたCDデビューをかけた選挙。ファンによるネット投票、イベントでの投票、そして偉い人からのポイントにより上位8人が選抜された。この偉い人だか組織だかからのポイントが含まれる時点で出来レース感が半端ないが、そこはあまり触れてはいけないようだ。しかし13人で切磋琢磨して頑張ってきたのに急に8人選び出すとか最高にエグイ展開である。

 

〇未来のPiece

 ツキクラ12人のデビュー曲。12人の。PVでは真っ白な衣装に身を包み真っ白なスタジオで踊っている。アイドルアイドルしすぎて初見はちょっと見ていてこっぱずかしくなった。

 

 このように選挙うんぬんの他にもわずか結成1年にも関わらずメンバーが燃えたり脱退したりとなかなかの闇深さをちらつかせているが、声優業界はこういうものなんだろうと適当に解釈している。

要約すると新人声優がグループ組んで頑張ってる集団、それがツキクラである。

 

メンバーについて

 もともとは舞台俳優だった人やモデルをやっていた人など、単純に声優グループというわけでもないようで、こちらもなかなかややこしい。「あなた別に声優目指しているわけじゃないよね!?」という人も結構在籍しており、「歌もダンスも演技も全部やったるぜ!」的なスタンスなのか、その辺はよくわからないがあまり気にしなければ特に支障はない。ということで、今現在持っているメンバーの情報や印象などをざっと書いていく。

※以下はあくまでも個人の意見のため時としてディスりが混入している場合がございます。もし彼らを応援している方で不快に思う方がいらっしゃいましたら直ちに記憶を飛ばしてください。

 

〇井上雄貴【RIGEL:市ヶ谷リンタロウ】

 メガネの子。元々は「ゼンザハリウッド」(正式表記が分からない)のメンバーだったらしいが、ツキクラに入ったのはそこを脱退してから。ツキクラ結成当初はパッと見で「オタクだな」とわかる見た目をしていたが、最近髪型を変えイケメガネ風になった。制作側にめちゃくちゃ推されている。解せぬ。ファンとの掛け合いで\イノエル眼鏡とって~!/\え~ムリエル~!/というのがあるらしく、それだけでちょっとムリエルだが喋っているのを聞いたら思ったより普通の人で安心した。オタクコミュニティ内なら案外モテそうだなと勝手に思っている。ツキチャ内での夏合宿で気のせいか同じ部屋のメンバーに馴染めていないように見えて、高校時代同じくオタクライフを送った者として心配になった。また、何回目かのツキクラ裏語録ではオタクが一生関わることのない人種ナンバーワンあらしゃんと二人でのトークをするということで、聴いていて気が気じゃなかった。実際番組内でイノエルさんがスクールカーストだかヒエラルキーだかの話をしていて「そうだよね!!!!やっぱりそうだよね!!!」と心の中で首がもげるほどうなずいた。結果としては普通におもしろい回だった。

追記:リゲルのデビューシングルを購入して聴いてみたけどもしやこの人めっちゃ歌うまいんじゃない!?確かダンスも得意とか言ってたしあれもしかして完璧…?(手のひら大回転)

 

〇小松準弥【Rigel:渋谷ヨウスケ】

 衣装に袖がない。メンバー内でお兄ちゃんと呼ばれているがお兄ちゃんキャラかと言われるとそうでもない。彼は声優というより今のところ舞台俳優。たぶん声の演技より舞台上で体もしっかり使いながら表現するほうが向いている気がする。家族想い、メンバー想いでとてもいい子。トークをすると話のネタを投げ込むはいいが投げ込みっぱなし感が否めない。スタイル抜群なので踊ると華がある。将来の目標が一定して「母と祖母に家を買えるくらい売れる」ということ。一見具体的な目標にみえるがよくよく考えるとふわっとしてんなと思わなくもない。とはいえファンサイトで繰り広げられているマネージャー様のスタッフブログを読むと彼の見えない部分がめちゃくちゃ補完され、夢に向かってまっすぐ進んでいる途中なのだろうなと勝手に解釈して応援したくなるタイプ。ちょいちょい多和田くんと似ている要素があるのもまた良きところ。観劇態度がものすごく良い。剣道をやっていたという古風な一面もあればアパレルでバイトしていたというシャレオツな一面もあり、完全に光属性。まぶしい。弥会楽しみにしてるからね!!!

 

〇徳武竜也【Rigel:辰巳マキ】

 メンバー内でおじいちゃんと呼ばれている。彼はもとから声優志望。身長は180センチ前後あるらしいがそんなに大きく見えない。なんかむくむくしている。大らかな受け答えや話し方からものすごく良い人そうな印象を受ける。所属事務所の公式ホームぺージ内でサンプルボイスが聴けるのだが、最初の名乗りがあまりにも透明感がありすぎてめまいがする。かのMマスにも出演中とのことで着実に声優としてのキャリアを積んでいる模様。声が大好き。デビュー曲「Bresk It Down」で彼が「It’s show time」と言うところだけを聴くためにCDを買ったようなもの。デビューCDのジャケット絵で他のみんなは花束なのに彼が演じる辰巳マキくんだけ胸ポケットに一輪花なのが最高。辰巳マキくんも好き。現時点でイチ推し。めっちゃ好き。

 

〇松岡一平【Regulus:永田イツキ】

 犬キャラらしい。小さくて明るい少年感が半端ない。自由奔放だけど決して自分勝手というわけではなく、むしろ周りの事もよく気にしている様子。彼もおそらくもとから声優志望。市川太一さんと二人でパーソナリティを務めていた何回目かの裏語録で「この子はいないといけない子なんだろうな~」と思った。見た目のイメージより声が低い。歌もうまい。たぶん彼を嫌う人は滅多にいないのではないか(私論)。

 

市川太一【サルガスの不思議スェーデン】

 細い、白い、しかし元バスケ部。声の演技では負けたくないと思っているんだろうなという印象。実際ツキクラの中では演技力がある。まとめ役になることが多く、みんなでワーワーするというよりもその一歩後ろで話の切り時を見ている感じ。失礼ながら冷酷そうなイメージを持っていたのだが、前述のいっぺーちゃんとの裏語録を聴いてイメージがだいぶ変わった。彼も普通の若者だった。奥は深い。すでに色々出演しているし、ある程度までは確実に売れそう。白い。

 

〇菊地燎【サルガスのツンケンしてる子】

 最初市川さんとどっちがどっちかわからなかった。敬語が抜けない。カブトムシを飼っている。声がとても声優っぽい。彼もまたオタクで、陽キャとちゃんと関わっていけるのかと勝手に心配になっていたが意外と愉快な少年なので別に大丈夫そうだった。彼が声を当てているヒジリくんは声も合ってるしツンケンしていて個人的には結構好み。ダンスが苦手なのか踊り方がなんかズシズシしている。どうやら事務所を辞めて現在はフリーで活動しているらしく、もはや神頼みレベルでちゃんと運とかいろいろ彼に味方してくれることを願っている。姉がいることを「姉上がいます」と言うのがかわいい。お願いだから売れてくれ。意外とあらしゃんとも仲良くできているのが不思議で仕方ない。ぜひとも弟キャラを定着させてほしい。自分の置かれている現状を楽しもうとしているところが尊敬する。

 

筆村栄心【サルガスのかわいい子】

初見のラインライブで声の高さとキャラの濃さに驚いた。バリバリのかわいい系かと思いきやなんか船の免許を持っているらしく、かなりキャラ立ちしている。ヘアメイクのアシスタントもしているらしい。北海道出身。太鼓の達人が死ぬほどうまい。素かどうかは定かではないが喋り方がかわいい。スクールカーストの上から下まで幅広く仲良くできるタイプ。あらしゃんが懐いている。歳を召される前にもっと役のふり幅を広げてなんとか売れてほしい。筆村さんが撮った写真はなんかふわっとしている。シルエットが丸い。ポジションが蒼井翔太っぽいけどたぶん蒼井翔太よりマルチ。

 

〇大海将一郎【Regulus:要タツヒコ】

 ブログが意味わからない上にやたら長い人。かっこいい顔をしているがこれといった特徴がないためなかなか顔が覚えられない。ツキクラメンバーの集合写真で「誰だテメエ!!」と思ったら大体大海。声は低くて特徴的。初めて「未来のPiece」を聴いた時すごく好みの声の人がいるな~と思い確認したら大海だった。解せぬ。声だけが好き。彼の歌声を聴くためだけにRegulusのデビューシングルを買った。声だけならダントツで一番好き。燃えた。

 

〇糸川耀士郎【Regulus:神谷トウマ】

 歌がめちゃくちゃうまい。歌は誰にも負けねえというスタンス。顔がシュッとしている。「SHOW BY ROCK」に出るらしい。歌のこぶし回し(?)が某矢田様のデビューシングル三曲目の歌い方と似ている。

 

〇古畑恵介【RIGEL:大崎イズモ】

 あざとい。売れてやろうという野心が感じられて好感を持てる。かわいいキャラになりきれないことを本人も自覚しているところがグッとくる。しかし野心がすごい。彼を好きな人は確実に一定数いる。良くも悪くも耳にひっかかる声質をしている。ピアスがたくさん空いている。自分のことを「ふーくん」と呼んでいたと思ったら急に「オレ」と言った時には「こ…これか~~~!!!」となった。萌え。

 

〇西野太盛【サルガスの二世俳優】

 ボイパとブレイクダンスができる人。乃木坂に妹がいる。関西人。元ラグビー部。

 

〇荒一陽【サルガスのピンク】

 あだ名はあらしゃん。顔がすごい(褒めてる)。ツキクラオーディションで最後に呼ばれた時の勢いありすぎる返事と表情がとても良かった。しかしそれと同時にこの人ツキクラのコンセプト誤解してオーディション受けちゃったんじゃないかと疑った。正気かと。スクールカースト的にはオタクと永遠に分かり合えない階級にいらっしゃる方かと思えば、ツキクラオタキャラの皆さんともちゃんと仲良くて戸惑いを隠せない。なんなら筆ちゃんととっても仲良し。なんかの作品で共演しているからなのか知らないが、筆ちゃん、菊池くん、あらしゃんで仲良くしているのが不思議でならない。なんなんだこの人と見ている内に最近ではもはやかわいく見えてきている。頬にあるほくろがかわいい。筆ちゃんがツイッターに上げていたパンケーキ食べてる動画がかわいい。文末にやたらハートを付ける所がオタクには少々刺激が強い。文末にハートなんてウェイかスマホに慣れていないうちの母くらいしか付けない(偏見)。もしかすると見た目はギラついているが中身は結構フレンドリーでかわいい人なのかもしれない…?なんだかんだ割と推させてもらっている。

 

〇大島尚起

 脱退した人。燃えた。最年少。ダンスにかなり自信があったらしく、みんなで踊っていると良くも悪くもかなり目立っていた。オーディション終了後のインタビューで「一番やりたかったことなのでとてもうれしい」的なこと言っていたのに「諦めきれない夢があるから」とツキクラ脱退するとは何事か。夢見がちすぎてオタクはついていけない。選挙では選抜入りしていたにもかかわらずツキチャ二期ではいなかったことにされていてツキプロの闇を垣間見た。メンバーの中には13人であることをずっと大切に思って発言にも表していた人もいたのに、その彼が騒動からしばらくした頃「この12人で」と口にした時はさすがに悲しくなった。炎上はよくない。

 

まとめ

 「新人が切磋琢磨して夢に向かって突き進む!」みたいな企画ってよくあるけど見ていてとっても楽しいんですよね。基本的にはMIDD(まっすぐ一生懸命なら誰でも大好き)なのでツキチャのドキュメンタリーっぽい作りとか最高でした。何せ知らない作品でもメイキングとかバクステ見るくらいワチャワチャっとした感じが大好物なもので、お世辞にも上手いとは言えない演技とか自己アピールとかノーカットで見続けていたい。おそらく彼らはこれから「ツキクラ」として売れるというよりも、個人個人が違う方向性で売れていくじゃないですか。それってツキクラとしての彼らを見られる時間が限られているということですよね。その「今しかない」という限定的な感じも大好きです。しかしクラ劇総選挙も相変わらずエグイ仕様となっていますね。バックダンサーってそれもはやメンバーなのかよくわからん感じになるやつじゃないですか。こういう時って中心で歌ってほしい人は私が投票しなくても一定の順位は取れるなとか無駄な予想して、あえてギリギリそうな子に投票したくなりますよね。いやあ難しい。

 いやあ、ツキクラのメンバーみんなかわいいですね。みんな売れてほしい。本当に。とりあえず今後ともゆるく応援していこうかなと思います。